
art space co-jin(きょうと障害者文化芸術推進機構)が取り組む「アートと障害のアーカイブ・京都」では、京都府内の障害のある方の作品や表現をデジタルアーカイブし、オンライン上で公開する活動を行っています。それらの作品は、美術、あるいは福祉の領域の中でも位置づけが難しいものも多くあります。特に、障害のある方の表現の現場においては、作品や表現が評価されないまま、散逸、破棄されるなどの現状が課題としてあげられます。そのような経緯もあり、「アートと障害のアーカイブ・京都」はこの時代の障害のある方の表現を記録し、オンラインを通じてより多くの方に知っていただき、作品の発信と活用機会の拡大を図っています。それは、表現が現代で消えてしまわぬように「未来」へと繋げていくことであり、表現のその後を支えていく取り組みでもあると考えています。
京セラでは、2022年より社会福祉活動の一環として、京都府およびart space co-jinと連携し、「アートと障害のアーカイブ・京都」から選んだ作品画像をタペストリーに仕立て、社内で展示してきました。本取り組みをきっかけに、今回、京セラ・京都府・art space co-jinの三者が連携し、京セラギャラリーにて本展を開催する運びとなりました。
「表現のそれから」と題した本展では、きょうと障害者文化芸術推進機構のデジタルアーカイブを行った23名の作家の作品を一堂に会し、制作に関わる未公開資料映像なども併せて展示します。本展を通じて、彼ら、彼女らの作品が多くの方の目に触れることで、表現が未来へ続いていく一助となれば幸いです。
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《日程》2025年6月7日(土)–7月26日(土)
休館日:土日、祝日及び、特別休館日
10:00-17:00
《会場》京セラギャラリー
京セラ本社ビル 1F
〒612-8501 京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地 京セラ本社ビル1F
《料金》無料
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