2021年、大阪の国立民族学博物館で開催された、「ユニバーサル・ミュージアムーさわる!“触”の大博覧会」は、ものとの対話や人と人とのコミュニケーション(触れ合い)など、「さわる」ことの多面的な価値を示す画期的な展覧会でした。そして、この秋、大きな反響を呼んだ「ユニバーサル・ミュージアム」展を、そのコンセプトを引き継ぎ、NO-MAとまちや倶楽部の2つの会場で開催します。
本展の特徴は、彫刻や絵画、歴史資料など、会場内にあるすべての作品をさわって体験することです。「さわる」といってもその方法はさまざま。寝転がったり、覆われたりするなど全身を使うこともあれば、音を振動で感じ取るものもあります。
視覚に拘らない鑑賞を提示する本展は、いわゆる障害者対応・弱者支援という枠を超えて従来の展示の在りようを問い直します。会場に訪れるすべての人たちの「手」で新たな物語を紡ぎ連鎖していく展覧会といえるでしょう。
「さわる」ことから広がる可能性をお楽しみください。
期間:2023年10月7日(土)- 12月17日(日)
会場:
〈第1会場〉ボーダレス・アートミュージアムNO-MA(滋賀県近江八幡市永原町上16)
〈第2会場〉まちや倶楽部(滋賀県近江八幡市仲屋町中21)
開館時間:11:00 ー 17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
観覧料:一般600 円[550 円]/高大生550 円[500 円]/一館チケット300円
※[ ]内は20 名以上の団体料金 ※中学生以下無料、障害のある方と付添者1名無料
※出展作品、関連イベント等詳細はこちら(ボーダレス・アートミュージアムNO-MAホームページ)