私たちは、一人ひとりそれぞれに日々外部の世界と関わり、見、聞き、かぎ、ふれ、味わいながら生きています。「外部」をみなが同じように感じ、とらえていると、つい思ってしまいます。けれど、私たちは他人の目で見、他人の耳で聞き、他人の鼻でかぎ、他人の手でふれ、他人の足で歩き、他人の舌で味わい、他人の脳で思考することはできません。
この事業は、障がいのある人によってとらえられた世界の現実を、そして障がいのない人から見た障がいのある人との現実を、戯曲(芝居の台本)を通じて多くの人が分かち合うことを目指すものです。
短い戯曲ですから、生活のちょっとした場面のスケッチのようなものでも大丈夫です。登場人物と場面を設定し、人物にしゃべらせてください。芝居の台本など書いたことがないほとんどすべての方のために、書き方ビデオも用意します。みなさんそれぞれの生活や思い、願いをお寄せいただければと思います。
多くの人が生きづらさを感じているこの社会で、「障がい」に目をこらすことを通じて、この時代や社会そして人間を見つめる作品が集まることを期待しています。
※参加には、事前エントリーが必要です。
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